2009.11.07 Sat
聾唖の写真家
聾唖の写真家として知られる井上孝治氏の写真展「思い出の町:福岡」が福岡市美術館で開かれている。戦後10年たった昭和30年頃から40年代、人々は新しい時代に向かって生き生きと生活を謳歌している。個人情報保護などという法律もなく、子供も大人も貧しくとも伸びやかな姿が活写されている。
井上は3歳の時に事故で聴力を失ったが、戦前より写真を撮り始め各種コンテストに入選。89年には福岡・岩田屋で個展を開催し、93年にはアルル国際写真フェティバルに招待され、アルル名誉市民章を受章。74歳で亡くなるまで、音のない世界から街の喧騒や人々のざわめきを感じ取る鋭い感性で人々をスナップし、言葉が通じなくとも外国の多くの人々にも感銘を与えた。
今回展示は、福岡県立福岡聾学校の創立100年を記念し、卒業生でもある孝治氏の作品展示となった。展示作の中に登場する息子の一さん(写真家・ブルックスタジオ代表)が、ほぼB0(103,0×145,6?)の大伸ばし12点から全紙サイズ(114点)までをすべてご自分で引き伸ばされている。この時代の空気をしっとりとした調子のモノクローム作品が十二分に伝えてくれる。
8日まで。 m.akira
昭和31年那珂川

昭和31年西公園

井上は3歳の時に事故で聴力を失ったが、戦前より写真を撮り始め各種コンテストに入選。89年には福岡・岩田屋で個展を開催し、93年にはアルル国際写真フェティバルに招待され、アルル名誉市民章を受章。74歳で亡くなるまで、音のない世界から街の喧騒や人々のざわめきを感じ取る鋭い感性で人々をスナップし、言葉が通じなくとも外国の多くの人々にも感銘を与えた。
今回展示は、福岡県立福岡聾学校の創立100年を記念し、卒業生でもある孝治氏の作品展示となった。展示作の中に登場する息子の一さん(写真家・ブルックスタジオ代表)が、ほぼB0(103,0×145,6?)の大伸ばし12点から全紙サイズ(114点)までをすべてご自分で引き伸ばされている。この時代の空気をしっとりとした調子のモノクローム作品が十二分に伝えてくれる。
8日まで。 m.akira
昭和31年那珂川

昭和31年西公園









